8月半ばの台風にて竹林の巨木が根元から崩落したのは既報の通りです。
その後やってきた・いや、やってくるはずだった台風10号が迷走を続けた挙句千葉の土地周辺では(←ここ重要)大した被害も出ていないようでしたので、昨日電車とバスと徒歩を繋いで現地まで行ってきました。
今回は前回の記事の「後日談」として昨日の現地の様子をお届けします。
いきなりと言うか早速ですが、昨日の現地の様子を実際にご覧いただきましょう。
わー、すごーい、巨木が微塵も存在しないなんて夢みたーい(棒読み
後出しのような話になるのですが、実は数日前に役所の方から連絡が来ていたのです。
内容はというと、画像の左下に写っている河川(用水路)に倒木が一部かかっているから、かかっている部分を業者に切ってもらうために土地への進入を許可してほしいとの旨でした。
こちらとしては前回の記事の写真でご覧いただける通り、自分の背丈よりも大きな倒木を独力でなんとかするのは至難の業でしたから、役所からのこの話を断る理由も全くなかったわけで。
ただ、あくまでも「河川にかかっている部分のみを処理する」というニュアンスだったため、それ以外の大半は自身で処理する必要があることを念頭に置いてmakitaのレシプロソーを購入し、昨日現地に持っていったのでした。
その結果、現地に着いてみたらご覧の通り綺麗サッパリ!
どうやら業者の方が河川にかかっていない部分も全て切って下さったようでした。
察しの良い方は既にお気づきでしょうが、役所からの提案はあくまでも「業者に切ってもらうから土地への進入を許可してほしい」でした。
そう、あくまでも「切ってもらう」のみ。
しかし、現地の様子は既に見て頂いた通り。
果たしてあの巨木はどこへいってしまったのか!!!!
ま、こうなりますよねそりゃあ笑
あくまでも全部切ってくださったのみで、その切った後の幹は全て竹林の縁に山積みになっていました。
近所の方に話を聞くと、どうやら重機を入れて切った幹や枝を縁に積んでいったそうです。
こんな太さ仮に10cm動かそうったって人力ではどうにもなりませんから、切ったその場に放置じゃなくて本当に良かった・・・
地面(竹林)のほうに残ったこの切り株?残り株?も早めに何とかしないと白アリの温床になるのではないかと危惧してはいますが、この直径90cmオーバーの切り株をどうにかする効果的な方法を筆者はまだ思いついていませんし、これをどうにかするとその上の竹林が今後の台風(またはそれに準ずる大雨・暴風)で滑り落ちてくるのではないかといった別の不安が顔を覗かせます。
一般的には竹の根=四方八方にびっしり広がるイメージが先行していますので、特に年配の方々には誤解されやすいのですが、学術的には竹の根は地上部に比べ根が浅い植物であり、山の斜面の深層崩壊を食い止めるほどの保持力は有していません。
「地震の時は竹林に逃げ込め」との迷信が効果を発するのはあくまでも平坦な竹林に限った場合のお話であり、筆者の竹林のように数メートルの急傾斜(むしろ崖)が存在する竹林の場合は深層崩壊が発生する危険の方が大きいのです。
土地を所有するということは、こういったリスクと向き合う必要があるということ。
毎年春先にタケノコを収穫して「山の幸を頂けて良いわぁ」の背景には、管理含め様々な表に出ない10か月分の努力が隠されています。
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